如月さんの指記

2月から始めた、手記ではなくて指記。スマホで書くから。

ポケモン、言えるかな??

ポケットモンスターの新作タイトルが発表された。ポケットモンスターソードとポケットモンスターのシールドだ。完全新作で、調べによるとイギリスを模した地方が舞台となり、新たな冒険ができるようだ。私はニンテンドースイッチを購入しておらず、レッツゴーピカチュウも遊べていないので、ハードとともに検討中だ。大丈夫、冬まで悩める。

ポケモンピンボールポケモンでパネポンポケモンボックス、果てには金銀版ポケモン図鑑を遊び果たして壊し、修理に出したところ「こんなに遊んでもらえるとは思いませんでした」という文と共に無償で新品をもらったような、過去の自分が、そんな弱腰の私を見たら後ろからドロップキックを炸裂させるだろう。しかし私はもうあの頃とは違うのだ。中学に上がってからは母の「もうゲームではしゃぐような歳じゃないよねぇ?」の言葉に屈し、ダイヤモンド、パールを買うことができなかった。そしてかなりやり込んだ金銀のリメイク版であるハートゴールドソウルシルバーも見逃し三振。ようやっと自分に素直になってブラックを購入したのだが、アニメポケモンでサトシのパーティに入っていたデントのいるジムで、相手が主人公のパートナーポケモンの弱点を突いてくるので、そのさらに弱点ポケモンをくれてやろう的なイベントで「なめんじゃねぇ!!」と半ギレして途中放棄してしまった。私とポケモンとの距離が遠くなっていく。その後いくつかのシリーズを素通りし、しかし素通りしきれず、近所に住む親戚の小学生男子が2ロム持ちだったりしたので「しかたないなぁ(大山ドラえもん声)」で1つのロムをしばらく借りて、レベル上げや図鑑集めをしたりした。オメガルビーはたのしかったね。

そうやってくっついたり離れたり、時には付き合ってもいないのにキスをしてしまうような仲の私とポケモンとの関係は、日々変化しながらも一生続いていくのだろう。ポケモンが発売されなかった世界線や、赤緑発売時に、なかはしこうようだけではなく増田順一までもがお亡くなりになる世界線であれば、ポケモンと小指だけを繋いで歩くような未来にはたどり着かなかったのに。

これは後悔ではない。ゲームフリークからポケモンカンパニー、任天堂バンダイヤマザキ、その他すべてのポケモンに関わる全てに贈る賛辞だ。そしてこれからも共にあろうという決意表明でもある。そう、それはまるで騎士が盾と剣を床について、王へ忠誠を誓うかのように。やばい、これは買ってしまうかもわからんね。